カテゴリ
各カテゴリの簡単な説明
・ブログ主について・・・簡単な自己紹介、著書の紹介など
・日記・・・日々の記録。ほとんどどうでもいい話です
・ライトノベル・・・ラノベ関連の話題や拙著の宣伝など
・雑記・・・分類が難しいもの
・ライトノベルの作り方講座・・・ラノベ初心者さん専用の講座
・気ままな短篇集・・・主に拙著の番外編など
・連載小説『Guardians!』・・・不定期更新。暇つぶしにでもどうぞ
ブログ主について(1)
日記(62)
ライトノベル(10)
雑記(5)
ライトノベルの作り方講座(7)
気ままな短篇集(4)
連載小説『Guardians!』(5)

2015年08月26日

ようやく……

 ブログ読者の皆様こんにちは。稲葉洋樹です。

 8月ももうすぐ終わりですね。今月は暑くてだるくて大変でしたが、ここ数日で少しずつマシになってきた気がします。まぁ、台風が二つも近づいてきているらしいので、その影響かもしれませんが……9月になってもこのまま暑さが和らいで欲しいものです。

 大分遅れましたが、夏コミに参加された皆様、お疲れ様でした。私は急遽、アルバイトが入ったので、結局、行くことは出来ませんでした……。まぁ、目当ての同人誌等があったわけではないので、そこまでダメージはないんですけども。今年も大盛況だったようですが、TPPとの兼ね合いで著作権法が改正された場合、少なからず影響を受けるかもしれませんね。その辺りのシンポジウム的なものも開かれたとかなんとか。

 私の作品は現時点で二次創作の対象にならないのでよくわかりませんが、二次創作に否定的なラノベ作家の先生にはあまり会ったことがありません。売上に影響があるわけではありませんし、むしろ宣伝になりますから、当然と言えば当然ですけど……。むしろ非親告罪化することで余計なトラブルを招かれる方がマイナスかもしれません。
 また、二次創作は創作活動の入り口として比較的入りやすいんですよね。私も初めてきちんと書いた小説は半二次創作でしたし……そういう意味では、二次創作を取り締まることは将来の作家の芽を潰してしまうことに繋がりかねないと思います。
 著作権法自体は必要な法律なので、否定する機は毛頭ありませんが、白黒はっきりつけすぎず、上手くグレーゾーンを作って対処するしかないかなと思います。取り締まりの対象が創作という特殊な事柄なだけに、難しいところなんですよね。

 というわけで、本日はこの辺りで。

                                       稲葉洋樹

こめかみっ!−ライス・イズ・ビューティフル− (創芸社クリスタルブックス) -
こめかみっ!−ライス・イズ・ビューティフル− (創芸社クリスタルブックス) -


posted by 稲葉洋樹 at 12:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月14日

今日から夏コミですね

 ブログ読者の皆様こんにちは。稲葉洋樹です。

 今日から毎年恒例、夏のコミケが始まりましたね。この時期になると財布が軽くなってしまう方も多いのではないかと思います。

 私はラノベ作家になる前は話に聞いていただけで一度も行ったことはなかったのですが、なってからは数回行ったことがあります。まぁ、すごい熱気ですよね……。

 私は絵心が全くないので同人誌には縁がありませんが、もし絵心があれば一度は作ってみたかったなと思います。多分、傍から見ていると楽しそうなだけで、実際にはきついことも多いんだと思いますが、創作活動が好きなら一度は経験して損はないんじゃないでしょうか。
 小説の同人誌もあるそうですが、マンガに比べるとさらに大変みたいですね。まぁ、読者の数が違うので無理もないと思いますが……。

 なお、今年は創芸社様の企業ブースで『こめかみっ!』関連のグッズが発売されるそうで、私の書いた本も置いてもらえるそうです。ありがたいですね。一応、私のサインも入れておきました。誰得だよって感じですが、まぁ、一応……。
 ブログ読者の方でもし、今年の夏コミに行く予定のある方は、是非創芸社様のブースにお立ち寄り下さい。

 そんなわけで、本日はこの辺りで。私も予定があえば行きたいなぁ、と思っています……。

                                       稲葉洋樹

こめかみっ!−ライス・イズ・ビューティフル− (創芸社クリスタルブックス) -
こめかみっ!−ライス・イズ・ビューティフル− (創芸社クリスタルブックス) -
posted by 稲葉洋樹 at 23:53| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月04日

第一章 再会 第三話

「ありがとう。顔を上げてちょうだい」

 言われたとおり、晶彦は顔を上げた。「立って」と促され、立ち上がる。

「期待しているわ、晶子。ここでは落ち着かないでしょうし、後は部屋で話しましょう」

 そう言って、亜璃栖は踵を返すと、赤い絨毯の敷き詰められた階段を上り始めた。晶彦も二、三歩距離を置いてその後に続く。
階段を上りきって左に折れ曲がると、その先には長い廊下が続いていた。左右の壁にいくつかの扉がある。そのうちの一つの前で、亜璃栖は立ち止った。

「ここが私の部屋よ。覚えておいて」

 はい、と返事をすると、亜璃栖は満足そうに頷いて扉を開いた。彼女が部屋の中に入ったのに続いて、晶彦も中へと入る。
 部屋の中は綺麗に整頓されていた。右奥に天幕付きの広いベッド。入口のすぐ右手には長いサイドボードが設置され、調度品や品のいい小物が並べられている。左側の壁にある本棚には、英語のタイトルの本が目立っていた。清楚で可憐な亜璃栖のイメージにぴったりの部屋だ。

 しかし、晶彦はそこになんとなく小さな寂しさを感じてしまった。昔の彼女はいつも豪快かつ活発で、よく一緒に物を散らかしたり泥だらけになったりしたものだった。
 だが、彼女はもうあの時とは違う。富裕層の、その中でも超一流の家系に属するお嬢様なのだ。いつまでも子供のままでいられるはずもない。

 亜璃栖は部屋の中に入ると、中央にあったミニテーブルの横の丸椅子に腰かける。
 そして、開口一番。

「あー、だるい」

 ここで晶彦がズッコケなかったのは、ガーディアンとしての日頃の訓練の賜物だった。

「初めの挨拶くらいきちんとしておけ、なんて……。どうせこれから毎日一緒にいるのに、猫かぶる意味なんてないじゃない。私こういう服嫌いだし、暑いし、動きにくいし、というかどうしてこういうドレスって無駄に胸元を開くのかしら? 恥ずかしいし、はしたないし、まぁ、男は近づけないから誘惑にはならないけど。でも、それだともっと意味がない気がするのよね。ねぇ、あなたもそう思うでしょ?」

 すごい早さでまくしたてられた挙句に、話を振られた。

「え、あ、えっと……」

 一方、晶彦の頭は未だ現実に追いついていない。亜璃栖はさらに続けた。

「あ、言っておくけど私は今後もこういう話し方だから。まぁ、あなたにタメ口を強要する気はないし、一応、私の方が一つ年上みたいだから敬語でもいいけど、タメ口で話したかったら別に私は気にしないから。それと、あなたのあだ名だけど何がいい? 晶子だからあきちゃん? 四条だからしーちゃん? どっちも安易すぎるかしら」

「い、いえ、普通に晶子でお願いします」

 雨あられの様に降ってくる言葉に、晶彦はなんとかそう答えた。

「そう? まぁ、あなたが希望するなら尊重してあげるけど」

「ありがとうございます、亜璃栖お嬢様」

 晶彦が礼を言うと、亜璃栖は何故か露骨に嫌そうな顔をした。

「あ、あの、何か?」

「お嬢様、はやめて。もう子供じゃないのよ?」

「え? でも、先程の執事の方は……」

「じぃやは子供の頃から一緒だし、今さら直らないだろうから仕方ないけど、あなたは違うでしょ? とにかく、お嬢様はやめて」

「では、亜璃栖様で」

「様もいらないわ。これから家でも学校でも一緒なのに、肩が凝っちゃう」

「そういうわけにもいきません。私は亜璃栖様にお仕えする身ですから」

「私はそんなの気にしないわ」

「私のガーディアンとしてのけじめです」

 亜璃栖はじろりと晶彦を睨んだが、晶彦も目を逸らさず、一歩も譲らない。亜璃栖はやがて小さくため息をついた。

「いいわ。あなたにはあなたの立場があるでしょうし。それで手を打ちましょう」

「ありがとうございます、亜璃栖様」

 一転してにこやかな笑顔で礼を言うと、亜璃栖は何となく不満そうに小さく鼻を鳴らす。その様子に、晶彦は思わず頬を緩めた。
 彼女は――天王寺亜璃栖は、あの頃と変わっていなかった。
 明るく誰にでも気さくで、会うといつも元気をくれる。
 少しわがままで強引なところもあるが、そのわがままや強引さはいつも彼女の優しさから来るものだということを晶彦は知っていた。

「……何がおかしいの?」

 表情が緩んでいるのに気付かれたのか、亜璃栖が口をとがらせて言った。

「い、いえ、なんでもありません」

「そうかしら? まぁ、家の中ではいいけど、学校ではしゃきっとしてよね。皆が見てるんだから」

「はっ、気をつけます」

 亜璃栖は両足を小さく振って、履いていた赤のハイヒールをぽいぽいと床に放り捨てた。

「あなたの行動は私の品位にも関わってくるの。あなたもガーディアンなら、わかるでしょ?」

「はい、もちろんです」

 そのまま両足のタイツを脱ぎ、ベッドの上に放り投げる。

「別に、特別上品に見られたいわけじゃないけど、かといって下品に見られるのは嫌。さっきみたいにだらしない顔をしてたら許さないんだから」

「はい、肝に銘じます。……って、何やってるんですか!?」

 亜璃栖の様子をぼうっと眺めながら返事をしていた晶彦は、そこでようやく我に返った。

「何って、着替えだけど」

「ど、どうして着替えるんです!?」

「暑苦しいからよ。さっき言ったじゃない。私はこういう服嫌いなの」

「いや、そうではなく、何故ここで!?」

「何故って、自分の部屋で着替えて何が悪いの?」

 言われてみて、はたと気づいた。
 そうだった。今、俺は女の子なのだ。同性の前で着替えるのに何の問題があろうか。

「わ、私、外に出ています!」

「はぁ? 一体どうして?」

「そ、それは……」

 実は男だからです、とは言えない。言ったらその瞬間に全てが終わってしまう。
 しかし、だからといって他に適当な理由など――思いつかない。

「て、敵が来るかもしれませんので!」

「いや、扉から入ってくるとは限らないじゃない。窓から入ってきたらどうするのよ?」

 どうにか誤魔化そうとしたが、鋭く切り返された。
 チェックメイトだ。もはや逃げ場など、ない。
 晶彦があたふたとしている間に、亜璃栖はひょいひょいとドレスを脱いでしまった。

 目の前に惜しげもなくさらされていく、亜璃栖の下着姿。
 あっという間に顔が紅潮し、体温が上がっていくのがわかる。
 イギリス人とのハーフである亜璃栖は、スタイルも日本人離れしていた。
ブラからこぼれる豊かなバスト。くびれた腰。すらりと長く細い脚。六年もの間、ガーディアンの施設に隔離され、厳しい訓練に明け暮れていた晶彦にとっては、どれもこれも刺激が強すぎた。
 おまけに、うっすらと汗をかいた肌から立ち上る甘い香水の匂いが嗅覚を通して脳髄を直撃する。頭の奥がクラクラして、なんとか立っているのが精一杯。

 見ちゃいけない、と理性は叫んでいる。しかし、悲しいかな。その一方で、男の本能がそれを拒んでいる。いや、でも……。
 などと葛藤している間に、亜璃栖が両手を背中に回した。ブラのホックを外す気だ。
 まずい! もう既にまずいわけだが、これ以上は本当にまずい!

(ど、どうする……? そうだ、トイレに行くと言って部屋を出れば……! いやしかし、このタイミングで急にそんなことを言い出すのは不自然な気も……。そもそも、俺はどっちのトイレに入ればいいんだ? 堂々と女子トイレに入るのは気が引けるし、かといって、男子トイレにいるのを見られたら問題だし……。そういえば、俗にオネエ系と呼ばれる人の中には女子トイレに入る人もいると聞いたことがあるが、果たして今の俺はオネエ系に該当すると考えていいのか? 待て、落ち着け、というか、俺は何でトイレのことなんか考えて……あれ? なんだか、床が迫って――……?)

「ふぅ……やっと外れた。って、ちょっと!?」

 亜璃西の素っ頓狂な声を耳にしたのと同時に、視界がブラックアウトする。
 志藤晶彦。ガーディアン就任後、一〇分で気絶。

(第四話につづく)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 以上、第三話でした。テンプレといえばテンプレなのですが、昔書いたもののせいか、微妙にノリが古い気がしますね。
 またネタがなくなった頃に四話を掲載します。それでは〜。
posted by 稲葉洋樹 at 22:19| Comment(0) | 連載小説『Guardians!』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。