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2014年06月14日

ラノベ初心者さんのためのライトノベルの作り方講座 第七回

 ブログ読者の皆様こんにちは。稲葉洋樹です。

 本日は久々にラノベ講座第七回をお送りします。
 前回から相当時間が空いた上、毎度毎度大したことは書いていないのですが、途中で終わらせるのも無責任な気がしますので、とりあえず最後までやる予定です。
 まぁ、無料で読める超お気軽入門講座くらいの感覚でお付き合い下さい。
 そんなわけで、本日のテーマはこちら。

 第七回 ストーリー作成@ ストーリーは計算して作りましょう

 こう書くとなんだか打算的なイメージを抱く方もいるかもしれませんが、別にそういう意図ではありません(汗)
 私の経験上、ストーリーを作る際、なんとなく思いついた場面を繋げて結末まで辿り着いてしまう……という方は結構多いです。中にはそれで上手くいく方もいるでしょうが、ほとんどの場合、そうしたやり方では流れのないストーリーになってしまいます。長編の場合には特にそうですね。

 では、どのようにして流れのあるストーリーを作っていくのでしょうか。
 やり方は色々あると思いますが、私は結末から逆算してストーリーを作る方法をお勧めします。ようするに、まず最初にストーリーのクライマックス(あるいは結末)を考え、そのクライマックス(あるいは結末)を効果的に演出するためにどのような場面が必要かということを逆算して考えていくわけです。

 例えば、主人公がヒロインと(恋愛的な意味で)結ばれるという場面をクライマックスに設定します。このクライマックスを効果的に演出するためにはどのような場面が前提として必要でしょうか。
 まず、主人公とヒロインが出会わなければ話にならないので、出会いのシーンが必要です。もし二人が当初から知り合いという設定であれば、二人の関係性(幼馴染か、単なるクラスメイトか、はたまた敵同士か)を読者に示すための場面が必要ですね。
 また、何の障害もなく順調に関係が進展して結ばれる……というのはあまり面白みがありません。二人の仲を裂くような場面もあるといいですね(この場合、障害を乗り越えて二人が結ばれるという場面がクライマックスになります)。となると、二人の仲を裂く原因を考える必要がありますから、その原因が生まれるきっかけとなる場面も当然、必要になります。
 さらに、仲を裂くためには仲が深まっていないといけません。出会ってから二人が仲を深めていく場面も考えませんと。初めからある程度深い仲なら、二人の絆を改めて確認するような場面があってもよいかもしれません。

 とまぁ、非常に単純な例ではありますが、逆算していくと色々必要な場面が浮かんできますね。後はそれぞれの場面の中身、そして順番を考えるだけです。ここは作者の腕の見せ所になります。

 また、こう考えていくと、多くの読者の皆様が普段はなんとなく読んでいるであろう日常シーンにもきちんと意味があるということがおわかり頂けるかと思います。読者にキャラクターをしっかりと把握して貰うためであったり、後の展開のための伏線をさりげなく入れるためであったり……もちろん、純粋に読者に楽しんで貰うためだけのシーンもないわけではないのですが、多くの場合は何らかの意味があります。
 そういう意味で、ストーリーが思いつかないからとりあえず日常シーンで穴埋めする、という手法はお勧めしません(これをやってしまう人は多いですね)。全ての場面についてクライマックスを演出するための意味づけがされているのが理想です。
 もちろん、口で言うのは簡単で、実際にやるのは結構難しいのですが……。私も日々、精進を心がける毎日です。

 さて、字数も増えてきましたので、本日はここまでにしたいと思います。何だか抽象的でわかりにくかった気がしないでもないですが……少しでも意図が伝わっていれば幸いです。
 それでは、本日はこの辺りで。

                              稲葉洋樹


posted by 稲葉洋樹 at 22:01| Comment(0) | ライトノベルの作り方講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月26日

ラノベ初心者さんのためのライトノベルの作り方講座 第六回

 ブログ読者の皆様こんにちは。稲葉洋樹です。

 本日は久々にラノベ講座第六回をお送りしようと思います。どこまで続くのか、自分でもよくわかりませんが……。
 さて、本日のテーマはこちら。

 世界観・設定作成A 作りこみはほどほどに

 基本中の基本なので知っている方も多いと思われますが、なんのこっちゃ、という方もいるかもしれませんので解説しておきましょう。

 世界観や設定は作品を作る上で特徴を出しやすい部分ですが、それゆえについ力が入りすぎてしまう場合があります。
 思いついたものは全部書いておこう、考えたものは全部出しきろう。その気持ちはわからなくもありませんが、少なくとも原稿に書くのはやめたほうが良いと思います。
 なぜなら、世界観や設定を細かくすればするほど、ストーリーの自由度が減っていってしまうからです。
 これはスポーツに例えるとわかりやすいでしょう。小説における世界観や設定はスポーツにとってのルールのようなものですから。
 例えば、サッカーは数あるスポーツの中でも比較的ルールが緩いスポーツです。ピッチ内のどこからシュートを打っても構いませんし、キーパーを除き、手以外なら身体のどの部分でボールに触ってもOKです。それゆえ、色々なプレーが可能ですし、多彩なゴールシーンが生まれます。
 では、野球はどうでしょうか。投手はマウンド以外から投球出来ませんし、打者はバッターボックス外で打ってはいけません。打ったら必ず一塁に走りますし、一塁から三塁に直接向かうことも出来ません。得点シーンはホームインかホームラン(ホームランも最終的にはホームインしますが)がほとんどです。ようするに、サッカーに比べるとプレーの自由度がないわけです。もちろん、だからといって野球よりサッカーの方が魅力的だなどということにはならないわけですが。
 このように、ルール、つまり世界観や設定を複雑に作りこむほど、プレー、すなわちストーリーの自由度が狭まります。こういうストーリーを作りたい、そのためにはこういう設定を追加したい、と思っても、先に作った設定と矛盾してしまうという事態が増えてしまうわけです。
 それゆえ、世界観や設定はストーリーを作る上で最低限必要なものだけを原稿に書き、残りの部分は自分の中に留めておいて、後で変えられる余地を残しておくのが得策だと思います。

 そしてもう一つ。世界観はあまり大きくしすぎない方がよいでしょう。
 ストーリーのスケールと世界観のスケールは、概ね比例します。スケールの大きい傑作を書こうとすると自然と世界観も大きくなってしまいますが、広大な世界観を作るには技術と経験が必要です。小説を書き始めたばかりの方々には少々、敷居が高い作業になってきます。そのため、作品の舞台(つまり世界観)はなるべく狭く(例えば町、学園など)しておく方が無難です。
 しかし残念ながら、世界観を小さくしたのに合わせてストーリーのスケールまで小さくなると、面白さは半減してしまいます。
 世界観のスケールは小さく、しかしストーリーのスケールは大きく。一見矛盾するこの二つを両立させた作品は、やはり面白いです。世の中でヒットしているライトノベル作品には、この二つを両立させた作品が少なくありません。ヒット作にはやはりヒットするだけの理由があるのだとしみじみ感じますね。
 ブログ読者の皆様も是非、該当する作品を探してみてください。とても参考になると思います。

 それでは、本日はこの辺りで。前回に比べれば内容があった……と思いたい(汗)

                             稲葉洋樹
posted by 稲葉洋樹 at 21:29| Comment(0) | ライトノベルの作り方講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月06日

ラノベ初心者さんのためのライトノベルの作り方講座 第五回

 ブログ読者の皆様こんにちは。稲葉洋樹です。

 最近まとまった時間が取れずなかなか更新できませんでしたが、今日は久々にラノベ講座第五回をお送りしようと思います。
 さて、今回のテーマはこちら。

 世界観・設定作成@ 世界観作りの基本

 前回まででキャラクター作成については一通り終わりましたので、今回からはしばらく世界観や設定について書いていこうと思います。
 とはいえ、私の作品を読んだことのある方は既にご承知かと思いますが、私はあまり凝った世界観や設定を作る方ではありません。プロ作家の中には目が回るような複雑な世界観や設定を構築される方も数多くいらっしゃいますが、そういったものの作り方を私が教えるのは正直に言って無理です。
 そのため、ごく基本的なことを書くに留めたいと思います。この講座はあくまで初心者さん向けの講座ですし。

 さて、小説を書き始めたばかりの方が世界観作りをすると、つい意気込んで大きなスケールの作品を書こうとしてしまいがちです。『○○年、☓☓大陸の中で△△といった出来事があって……』といった書き出しで始まるプロローグはこの典型ですね。
 実際、こういう形で始まる作品は世の中に数多くあります。ですが、初心者さんにはあまりお勧めしません。
 上記のような書き出しはファンタジー作品やSF作品に多いですが、ファンタジーやSFはそもそも世界観作りとしてはハードルが高いジャンルです。なにしろ、歴史や文化からキャラクター達が日常的に使用する小物類まで、ありとあらゆるものを創造しなければならないわけですから。
 一番最悪のパターンは、世界観作りに労力を割きすぎたあまり、キャラクターやストーリーがおざなりになってしまうことです。世界観や設定というのはキャラクターやストーリーを動かすための土台であって、作品の中心ではないのです。設定資料集だけ渡されて満足できるかどうかを考えれば、なんとなくわかるのではないでしょうか。

 以上のような理由から、私は小説を書き始めて日の浅い方には『現代もの』の世界観をお勧めします。『現代もの』は歴史や文化、小物に至るまで現実に存在しているわけですから、あれこれ考える必要がなく大変便利です。
 私のデビュー作は現代ものの日常ラブコメでした(出版された作品にはファンタジー要素が追加されましたが、投稿作は完全な現代ものでした)が、やはり書きやすかった覚えがあります。世界観作りに労力を割かなかった分、キャラクターやストーリーに力を入れられたことも、受賞できた一つの要因かもしれません。

 しかし、そうはいっても普通の現代ものでは満足できないという方も多いでしょう。そういった方にお勧めなのは『現代ファンタジー』『現代SF』です。すなわち、概ね現実世界をベースとしつつ、一つ、あるいは複数のファンタジー要素やSF要素を加えて『非日常』を演出する形ですね。
 『現代ファンタジー』や『現代SF』は現代ものとしての世界観の作りやすさを保ちつつ、ファンタジー要素やSF要素で作者のオリジナリティを出すことが出来る、まさに良いとこ取りのジャンル。ライトノベルはこのジャンルの作品が多数を占めていますが、当然といえば当然のことかもしれません。
 一つだけ注意点があるとすれば、あまり多くのファンタジー要素やSF要素を加えすぎないというところでしょうか。そういった要素を加えれば加えるほど色々な設定を追加しなければいけなくなり、現代ものとしてのメリットがなくなってしまいます。
 初心者の皆様はあれこれ色々考えず、まず一つ大きな(例えば『魔法が存在する』といった)要素を加えることに集中した方が、結果としてわかりやすく面白い世界観が作れるのではないかと思います。

 さて、思ったより長くなってしまったため、今日はここまでにしておこうと思います。
 あまりにも当たり前のことしか書いていないため、これで講座を名乗るのもどうかという感じではあるのですが……(まぁ、それを言い出すとこれまでのものも大差ない気もしますが)。次回はもう少し中身のある話を書こうと思います。

 それでは、本日はこの辺りで。

                                稲葉洋樹
posted by 稲葉洋樹 at 16:16| Comment(0) | ライトノベルの作り方講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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